top of page
検索

キャリアの「正解探し」をやめると、動けるようになる理由

9月15日
読了時間: 3分


「後悔しない選択をしたい」

「もっと情報を集めてから決めたい」


キャリアのご相談を受けていると、こういう言葉によく出会います。転職するかどうか、今の仕事を続けるかどうか。真剣に悩んでいる証拠ですし、慎重に考えるのはとても自然なことだと思います。


ただ、10年この仕事をしてきて感じるのは、悩みが長引きやすい方ほど、心のどこかで「正解」を探していることが多い、ということです。


改めて考えてみると、キャリアに絶対の正解というものは、実はないのかもしれません。同じ会社に転職しても、人によって合う・合わないは分かれますし、同じ職種でも、その時々の環境やタイミングで結果は変わっていきます。つまり、どれだけ情報を集めても、「これを選べば間違いない」という答えには、なかなか出会えないのだと思います。


それでも、つい正解を探してしまうのは、とても自然なことです。理由はシンプルで、「決めたのに、うまくいかなかった」という後悔を、できれば避けたいから。情報を集めている間は、まだ選んでいない。選んでいなければ、失敗もしていない。そう考えると、動かずにいることが、ちょっとした安心につながっている面もあるのかもしれません。


とはいえ、動かない時間にも、静かに積み重なっていくものがあります。今の環境で少しずつ疲れが溜まっていったり、次の機会に出会うタイミングを逃してしまったり。「決められないままの自分」に、もどかしさを感じることもあるかもしれません。それもまた、見えにくいけれど確かに積み重なっているコストなのだと思います。


正解探しを少し手放してみると、何が変わるでしょうか。それは、判断の基準が「絶対に失敗しない選択」から、「今の自分にとって、まあ納得できる選択」へと、少しずつ変わっていくことです。100点を探し続けるのではなく、70点くらいでも一度動いてみる。動いてみて初めて見えてくることのほうが、実は机の上で考え続けるよりも、ずっと多いものです。



私自身も、正解を探すのをやめた一人です


少し余談ですが、私自身(カウンセラー:内藤)、これまで10回ほど転職をしてきました。多いと驚かれることもありますが、正直なところ「これが正解」と確信して決めたことは、実はあまりありません。その時々で気になったことを、納得できる範囲で選んで、動いてみた結果が今につながっています。


もともと好奇心が強く、新しい環境に飛び込むこと自体への抵抗が少ないタイプというのもあると思いますが、それでも動く前は毎回、多かれ少なかれ迷いや不安がありました。それでも、動いてみないと分からないことのほうが圧倒的に多かった、というのが実感です。



一人で考え続けるより、話しながら整理してみる


とはいえ、「じゃあ何となく動けばいい」という話でもありません。今の自分にとって「まあ納得できる選択」が何なのか、それ自体が一人だとなかなか見えてこないことも多いものです。


頭の中だけで考えていると、堂々巡りになったり、同じ不安を繰り返しなぞってしまったりします。誰かに話しながら考えることで、自分でも気づいていなかった本音や、本当に気になっていることが見えてくる。そんな瞬間に、これまで何度も立ち会ってきました。


もし今、何かを選べずに立ち止まっているなら、それは情報不足でも、優柔不断でもなく、ただ「正解」という、少し掴みどころのないものを探しているだけなのかもしれません。


完璧な答えを探すことより、今の自分が少し納得できる一歩を選んで、進んでみること。そのほうが、案外遠くまでたどり着けるのではないかと思います。


もし一人で考えるのに少し疲れてしまったら、一度、話しながら整理する時間を持ってみませんか。今の状況を無理に決めつけたりせず、一緒に「今のあなたにとっての一歩」を探すお手伝いができればと思っています。


キャリアカウンセリングのご予約はこちらから


 
 
bottom of page