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「このままでいいのか症候群」の正体

10月4日
読了時間: 3分


「このままでいいのかな」



特に大きな不満があるわけでもないのに、ふとした瞬間にこの言葉が頭をよぎる。そんな経験がある方は、意外と多いのではないかと思います。



キャリア相談をしていても、この感覚を口にする方によく出会います。仕事が嫌なわけではない。でも、なんとなく落ち着かない。そのモヤモヤの正体がつかめないまま、ただ焦りだけが積もっていく。そんな状態です。



この焦り、実は一つの感情としてひとまとめにしてしまうと、余計に手がつけられなくなります。原因によって中身がまったく違うからです。少し分けて考えてみると、案外扱いやすくなります。




① 疲労型 


単純に休めていないだけ、というケースです。睡眠や休息が足りていないと、思考は自然とネガティブな方向に寄っていきます。仕事の中身そのものより、まず心身の疲れが焦りとして出ている状態です。


まず休むこと。とはいえ「ちゃんと休む」のはハードルが高いので、まずは週末の予定を一つ削ることから。埋めることではなく、減らすことが最初の一歩です。



② 比較型 


SNSや周囲の近況を見て、自分だけ置いていかれている気がしてくるタイプです。よく見ると、実際の自分の状況が悪化したわけではなく、他人の情報量が増えただけ、ということも少なくありません。


情報から距離を置くこと。具体的には、SNSを見る時間帯を決める、他人の近況が流れてくるアプリを一時的にミュートするなど。「見ない」を意志の力に頼らず、仕組みで作るのがポイントです。



③ 停滞型 


新しい刺激や成長の実感が減ってきたことへの焦りです。毎日が同じことの繰り返しに感じられ、変化のなさそのものがストレスになっている状態です。


新しい刺激を探すこと。ただし大きく変える必要はなく、通勤ルートを変える、普段読まないジャンルの本を手に取る程度の小さな変化で十分です。刺激は「量」より「新しさ」が効きます。



④ズレ型 


理想としていた自分と、今の自分との間に距離を感じているタイプです。これは一番根が深く、環境を変えるだけでは解消しないことが多いです。


理想を問い直すこと。今の理想が、本当に自分が描いたものか、それとも周囲の期待に応えるうちにいつの間にか作られたものかを、一度分けて考えてみることが役立ちます。




「このままでいいのか」という漠然とした感覚も、こうして分けて眺めてみると、案外扱いやすくなるのかもしれません。少なくとも、ひとまとめの焦りとして抱えているよりは、見え方が変わってくるように思います。



ここまで4つのタイプを挙げましたが、実際には一つのタイプにきれいに当てはまる方ばかりではありません。疲労と停滞が混ざっていたり、ズレ型だと思っていたら実は比較型だった、ということもよくあります。



自分がどのタイプに近いのか、一人で冷静に見極めるのは、思っている以上に難しいものです。焦っている時ほど、自分を客観的に見る余裕がなくなるからです。



そんな時は、誰かと話しながら整理してみると、見えてくるものがあります。今感じている焦りが、休息不足から来ているのか、周囲との比較から来ているのか、理想とのズレから来ているのか。話す中で、自分でも気づいていなかった本当の原因が見えてくることは少なくありません。



もし今、「このままでいいのか」という感覚を一人で抱えて、どう整理すればいいか分からなくなっているなら、一度、話しながら一緒に紐解いてみませんか。焦りの正体が見えてくれば、次にすべきことも、自然と見えてくるはずです。



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